新入社員

春になると

大手ハウスメーカーの新人さんが土地情報を貰いに当社の事務所を訪れます。まだ良い意味で、すれていませんので皆さんとても素直です。会話も就職活動の学生さんみたいで、とてもフレッシュな気分になります。そんな時ふと思うのは、不動産業界へ入った二十歳の頃の自分です。思えば怖いもの知らずが故に、失礼を働き、年長者の方にビシビシと鍛えていただいた頃を思い出します。たくさんのキツいお叱りやご指導を先輩方に頂きました。当時自分なりに、新人というのは無難に物事をこなすよりは、ズバズバと物事言ってもらった方が仕事の覚えがが早いだろう。と思ってあえて生意気を演じていた部分もありました。失敗や無知は若輩者の特権だ。位に思っていました。それにしても当時と今では、時代背景が違います。今はもう絶滅したと思いますが、大昔の不動産業、建設業の営業部隊の朝礼というのは応援団のごとく大声を張り上げて目標と結果を発表したり、8時に始まった朝礼が部長のご指導が正午まで続くとかで、貧血で倒れる者もいたり、鼻血を吹き出して倒れるものいれば、吐血して救急車で運ばれる者もいる。ひどい朝礼でした。顧客の取り合いでつかみ合い、殴り合いなどを目撃したことも多々ありました。まるで思春期の攻撃的な中学生、高校生です。正直入社する会社を間違えたと思いました。そしてバブル当時ですから、先輩方の着こなすダブルのスーツに派手なネクタイ。どこかのホストと呼ばれておかしくないファッションセンスです。しかし当時はどこの会社もそんな感じでした。今だとブラック企業と呼ばれているでしょうが、ある年代の方達からしたらどこもそんな感じだったと。それが普通でしょうと。なので他所へ行く訳でもなく石の上にも3年。いや3ヶ月続けてみよう。それがもう半年がんばろう。とそして一年が過ぎ、また一年が過ぎと。精神的に強くなってきて、辞めたら負けだ。みたいに思えるようになり、結局会社が倒産するまで勤めていました。春がやってくると、色々な取引先の新人の営業さんが訪れます。すぐに辞めてしまう新人さんも多いようです。山登りではないですが、続ける事で見えてくる世界があるのは確かです。しかし辞めたい時や、苦しい時スパッと辞めた方が正解だということもあります。こればかりは他人には解りません。不動産業界、建設業界の水が合う方は残り、合わない方は辞めていく。ただそれだけのように思います。

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