中古マンションの売買のお手伝いをする機会の際ですが
自主管理のマンションなどの場合、管理会社がありませんから
所有者変更だとか、工事の申請など、管理組合の理事長さんとお会いして
お時間を頂き、打ち合わせをさせていただきます。
その際、昭和40年代、50年代、60年代あたりに建築されたマンションでは
悩みは入居者(区分所有者)様たちの高齢化です。
新築から居住している方の場合、推測ですがマンションを購入した時が30代としても
30年、40年経過しているわけですから、おそらく既に定年されています。
定年後数年は、組合のお手伝いを率先してと思っていてもいつかは限界が訪れます。
そして相談されるのが、管理会社への委託です。
当然、お付き合いのある管理会社様のご紹介もしています。
よく聞かれるのは、管理委託料の相場です。
そして管理会社が決まったとして、次に行うのが、
管理委託契約
管理規約の改正
長期修繕計画の提案
などです。
日本の国にはマンション管理士なる国家資格がありますが、名称独占という資格で
業としての報酬を約束されたものではありません。
宅建士、建築士、弁護士、税理士の資格試験などから、難解な試験だと聞いています。
主に合格者は、上記のいずれかの資格を既にお持ちの方が多いと聞きます。
どの資格でも言えますが、仮に試験に合格していても、実務経験不足などでは顧客の信頼を得られません。
管理組合側からしても、名称独占だけの資格者に相談して果たしてどうなんだろうって思います。
上記の相談内容に的確に、回答し、助言できる人は本来が、マンション管理士さんだろうと思います。
しかし仕事として誰に頼もうかと、例えばネットで検索すると様々な情報は出てきますがやはり
不動産業だとか、建設業と違いおそらくですが、
調べれば調べるほど、誰に頼んで良いのか解らなくなるのだろうと思います。
相続の相談とかと同じで、全体が見てる人が少なく経験がある人が少なく、
逆に我々不動産業者がマンション管理組合の高齢化などをもっともっと勉強しなくてはと日々考えています。