賃貸管理業の仕事のひとつに賃料の集金があります。
ネットで色々なところで書かれている話ですが、現在の不動産業の走りは江戸時代まで遡り
差配人と呼ばれる人たちが、店子から店賃などを取り立てていたのが始まりのようです。
月末、月初には、管理物件の全体の数%発生する未納賃料の集金業務があります。
貸主様へは報告業務、借主様へは未払いのお知らせなど電話に手紙に、最近ではメールも使います。
そんな時、江戸時代の差配人さんたちはどうやって仕事をしていたのかなとよく考えます。
ネットで読んだ話だと、町の顔役みたいな人たちが差配人をしていたらしいので
推測ですが、常日ごろから大家に店子にと、人間関係を上手に構築して
商売は上手くいっているかとか、時にはお客としてお店に顔を出したりして
集金業務をしていたのだろうと思います。
不動産の仕事というのは、法律や、慣行などだけで片づけるのではなく、
昔の人たちに学ぶことも大切かなと常常考えさせられます。
次回は周旋屋について書きたいと思います。