
いつもブログをお読みいただき、誠にありがとうございます。宅地建物取引士の大久保です。月末の処理などで、昨晩久しぶりに徹夜をしてしまいました。
10年ほど前の予測では、少子高齢化などで人口減少で新築分譲住宅の分譲戸数はに減少傾向にあると言われていました。その分、中古住宅などをリノベーションしたり、既存住宅の取引増加が予測されていました。しかし改元されて令和になりましたが、新築分譲住宅の着工、販売の勢いは未だ止まりません。
目次
購入層の変化
30年ほど前です。時は平成、世はバブル真っ只中。私は新築分譲マンションの販売の仕事に携わっていました。当時、「夢の一戸建て」「いつかは、一戸建て」という言葉が多用されていました。最初の持ち家は、マンションからそして買い替えを行い40代半ばで年収が増えて、マンションの売却益、もしくは住宅ローン返済後のキャッシュを頭金にしてようやく一戸建ての購入する人が多かったせいです。
1次取得層がマンション購入し、2次取得層一戸建てを購入する。といった具合です。
ところが、20年ほど前から徐々に、逆転現象が起きています。
1次取得層が一戸建てを購入し、2次取得層がマンションを購入し始めました。
色々理由を考えてみると
現在の1次取得層である20代、30代の世代では、昭和の終わり、もしくは平成に生まれています。生まれた時から、水まわりもユニットバスとシステムキッチン、シャワートイレが揃いクロスの部屋が当たり前で育っているのです。賃料の安いアパートや、汚いマンションなどは育った家より設備が悪くなるので、当然入居しても不満だらけです。バブル期と違い頑張れば支払いできる価格帯の不動産であれば、迷わず新築分譲住宅購入の決断が容易です。

そして2次取得層、3次取得層が何故マンションの選択をするかと言えば、子供たちが成長して独立して、家から出ていき2階が空きます。庭いじりにも飽きて、郊外から、病院などへ行くのに便利な好立地なマンションへの買い替えを希望される方が増えました。今のマンションは、ほぼバリアフリーです。冷暖房の効率の良いので、高齢者だけでなくとも、かなり快適に暮らせます。
依然続く低金利
バブル期と違い、住宅ローンの低金利が30年続いています。買い易さも要因です。
ローコスト分譲
ローコストと言えども新築はやはり、奇麗です。
まとめ
何か事が無ければ、まだまだ新築分譲住宅は売れていきます。職人さんの減少が気になりますが、一方既存住宅のリノベーションなども、予測よりは下回っていますが、着実に増えています。今後の展開を見守りたいと思います。
今回も、最後までお読みいただきありがとうございます。