いつもブログをお読みいただきありがとうございます。宅地建物取引士の大久保です。今回は、間違えた問題の解析の仕方、意識せず勝手に脳に記憶される作業の2つについてまとめてみました。

目次
間違えた問題の解析の仕方
過去問を解き終えて、間違えた問題の炙り出し作業が終わったところで問題の解析作業に入ります。
科目分野と出題数
一昔前
- 民法(権利関係) 15問
- 法令上の制限 15問
- 宅地建物取引業法 15問
- 税法その他 5問
最近の傾向
- 民法(権利関係) 14問
- 法令上の制限 20問
- 宅地建物取引業法 8問
- 税法その他 8問
間違えた問題=①テキストへ飛ぶ②条項を見つけてマーカーする
意識してほしいのは、設問がどのジャンルからの出題で、テキストのどこから出題されたかです。そして4つの択一全てに対し、マルorバツを導き出す条項などに蛍光ペンをマーカーしていきます。慣れないとテキストのどこへ行けば良いのだろうと迷いますが、ほぼテキストから出題されているので見つけ出しては蛍光ペンでマーカーすることだけに集中してください。4択の一部を解いた段階で、残りを飛ばさないで下さい。4択全てのマルorバツを導き出す条項をマーカーするようにしてください。あとはこれの繰り返し作業です。

意識せず勝手に脳に記憶(インプット)される作業
該当箇所を探し、マーカーする作業を繰り返すことで気が付くと身体(脳)が条項を記憶している
過去問1年目の1巡目、過去問2年目の1巡目という順序で、原則2時間で本試験と同じ環境を作ったうえで、アウトプット作業を行って下さい。そして解答合わせ後、間違えた問題箇所のテキストへ行き蛍光ペンでマーカーして下さい。
覚えようとしなくてもこの作業を繰り返していくと、だいたい過去問1巡目が終わり2巡目くらいから3時間から4時間でアウトプット作業とインプット作業ができるようになります。3巡目では目標2時間でアウトプット作業とインプット作業を終えるようにして下さい。
答えを覚えているのは、勿論脳だと思いますが、実は、テキストのどこのページのどのあたりに解析作業したページがあり、マーカーした記憶というのを身体が覚えてくれます。テキストを暗記しようとせず、あくまで作業として繰り返しマーカーしてください。(笑)

アウトプットのスピードアップ
過去問1年目の1巡目あたりだと問題自体を2時間で解けず、時間が足りないと感じると思います。更に間違えた問題の解析作業を加えると、1年分で5時間くらいかかるのでは?と思います。1巡目のアウトプット作業とインプット作業で50時間から多い人で70時間かかるのではないでしょうか。200時間のうち1巡目の10年分の作業が、宅地建物取引士試験の勉強の4分の1から3分の1になります。一番苦しいのは1巡目です。
そして過去問10年分の3巡目あたりになると、1年分50問の問いの4択全てにマルorバツを導き出すのに、2時間かからないようになると思います。5巡目になると、1年分解くのに30分くらいのスピードになります。
正答率があがると解析作業が減る
当たり前ですが、3巡目あたりから7割から8割の正答率になるので、解析作業も短くなります。実際3巡目あたりで8割を達成しますから、そこで本試験に臨んでもギリギリ合格はできるかもと思います。
試験当日は、過去問10年分を流し解答して下さい。1年分を10分くらいで流し解答できると思います。少し早く会場へ行き100分あれば10年分おさらいできます。
筆者の経験上、実際の本試験は30分で解き終わり、8割正答できます。
まとめ
- 過去問10年分を5巡のアウトプット作業と解析作業を行う目標
- 解析作業は身体が記憶する
- 8割正答率の目標
いつもブログをお読みいただきありがとうございます。次回は、時間配分と正答率についてまとめてみたいと思います。
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